Spare Time Studio

刀剣・刀装具を中心とした高精細画像と『美』にまつわる話を綴る”空閑工作室”

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

陶磁器の撮影【2】《かぎりなく白いチャイナへのあこがれ》

"japan" は『漆器』、"china" は『磁器』。 英語表記での国名が、そのままその国を代表する文化を表している単語です。 中国では今から千年以上も前、宋の五大名窯のひとつ『定窯』で、すでに芸術性の高い白磁が焼かれていましたが、ヨーロッパでの出現は1…

陶磁器の撮影【1】《温故知新》

『倣南宋哥窯四方瓶』 倣はならう、南宋は時代、哥窯は南宋時代にあった窯で古来、汝窯・官窯・定窯・鈞窯とともに宋の五大名窯と称されています。四方瓶は形の名称です。 哥窯は胎土と釉薬の収縮率の違いから生まれる表面のヒビ「貫入」が特徴的です。 写真…

結構なお点前で。

みなさんのブログ、たいへんおいしくいただきましたm(_ _)m 休憩中にお立ち寄りいただいた方、☆やコメントを残していただいた方、本当にありがとうございました。ようやく考えがまとまり、再開させていただきます。 3ヶ月前に何もわからず始めたブログです…

一服、します。

ご訪問いただきまして、ありがとうございます。 しばらくの間、更新は休憩させていただきます。 2013年8月10日 いつものお気に入りのちゃぶ台前にて

紙幣にみる、リベラルな合理主義

紙幣の話は、もういい。 まぁ、そう言わずに最後にもう一枚だけ紹介させてください。 画像はなかなか見つからなかった "Le Petit Prince" といっしょに入っていた、オランダの10ギルダー紙幣です。 オランダへは一度しか行ったことがないのですが、TGVでリ…

さがしもの、みつかる。

ありました。 昨日のコンタクトシートと同じ箱、ポジやネガの現像済みフィルムがごっそり挟まれたファイルの間に封筒入りの各種外国紙幣が、さらにA4サイズの段ボールの封筒に入った状態で。 探しものをするとき、先入観が邪魔をすることが多々あります。そ…

さがしもの、みつからない。

少し前に書いた「フォーカスの調整」で外国紙幣のことに触れ、そう言えばかわいいお札があったなぁ〜と思い出し撮ってみようと探したのですが、 ない、ない、ない、どこにもない(-_-;) 探しものをすると目当ての物は見つからず、でも関係ない物はいろいろ出…

美術工芸品の撮像【2】《石彫》

季節的に蓮の華の写真を載せていらっしゃるブロガーの方も多く、ちょっと違いますが、手元にあった硯をちゃぶ台の上で撮像してみました。こちらは華ではなく蓮の葉で、鮮やかな色彩こそありませんが、採掘された原石の皮や眼(がん)を意図的に配置して硯全…

たたら

スタジオジブリの「もののけ姫」で「たたら」という言葉が広く知られるようになりました。映画での描写には誤解もあるのですが、それはさておき。 画像は日本刀専用の材料である「玉鋼(たまはがね)」で、日本古来のたたら吹きによって作られるとても貴重な…

フォーカスの調整

特に彼のファンと言うことでもないのですが、毛沢東はその際立った風貌から肖像画に向いているようで、アンディ・ウォーホールも多くの作品を残しました。 紙幣は偽造防止のため、その国の最高の印刷技術をもって発行されます。技術水準が低い国では、自国の…

刀装具の撮像【4】《魚子》

画像をご覧になって、あのテーマ曲を想い出された方も多いのでは。 家格によって、あるいは時代によって少しずつデザインに違いはありますが、三つ葉葵は徳川宗家・御三家・松平家の定紋で、大名・旗本の数を合わせれば他と比較して圧倒的に多く、そのため刀…

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