2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧
世界共通のようです。 2007年10月5日 イスタンブール ビエンナーレの会場で
ううん、ちょっと暑いだけ。 2007年10月1日 ヴェネツィア とある通りにて
専用台はアルミの板の長辺両端を『コの字型』に折り曲げて、強度とガイドレールの役割を持たせています。長辺の長さは120センチあり、この長さをベンダー加工してくれる工場も少ないのですが、『コの字型』に折り曲げてもらえる工場はもっと少なく、そこに公…
刀剣、いわゆる日本刀の中で『刀』に分類されるものは、刃長2尺3寸を定寸と呼び、中心(なかご)を含める総長は90センチ以上(例外もあります)です。長尺のため、これまでは大判インクジェット・プリンタで出力していましたが、先日、ようやく出逢ったプ…
はい、彼のことです。 "Aida Makoto" walking on the great wall, 2007
最近は2,000万画素を超えるデジカメも珍しいものではなくなりました。例えば2,400万画素を謳うデジカメの撮像素子は6,000x4,000もありますので、350dpiでA3ノビサイズの大きさまで対応できる計算となります。 しかし、小さなCCDやCMOSに無理やり詰め込んだ…
オフセット印刷などの商業印刷では、写真の解像度は350dpiでの入稿が一般的です。これは線数175本の2倍...ここでは省略しますが、印刷目的であれば、原寸大で350dpi、拡大印刷の場合はそれ以上の解像度が求められます。 高解像度で撮像したデジタル画像は、…
彼は日焼けしません。 "A-Cho" Marvin Minto Fang
スキャナ本体をオーバーヘッドで作動させることができても、読み取り範囲を超える長さの刀剣を撮像するには、画像の繋ぎあわせのため精巧に平行移動する機構を考えなければなりません。そこで、本体と組み合わせることで解決できる専用台の設計・試作をしま…
文化財のデジタル・アーカイブを目的とする場合、可能な限りありのままの姿を残す事が重要です。故に、このブログでは『撮影』と『撮像』の定義を使い分けています。 『撮影』はライティングの技術を駆使して陰影をコントロールし、レンズの被写界深度を巧み…
高度に研磨された刀剣は貴金属のような光沢があり、鏡のように周囲を映し込んでしまいます。このため、撮影自体も難しいのですが、カラーでの表現はさらに技術を必要とします。これまでに発刊された多くの刀剣書の写真が黒白であるのもそのためです。 玉鋼(…
逆さでの作動と焦点距離の調整ができた時点で、次は撮像台の設計・製作に触れなければならないのですが、すでに実機が稼働中ですので、この機種の試作段階での写真を掲載します。 画像右側の白い物体は市販のA4サイズのスキャナです。撮像台を挟みこむように…
刀剣は見所満載で、姿形→地金→刃文→中心(なかご、茎とも言う)の順序で鑑賞するのが一般的です。中でも光の反射でキラキラと輝く刃文は、まるで宝石や貴金属のような美しさがあります。長尺の太刀や刀を鑑賞する場合は袱紗等を持った左手で刀身を支え、光源…
非接触で撮像するためには、ガラス面からある程度の距離が必要です。パソコン周辺機器として認識されることの多いスキャナですが、光がレンズを通りCCDに届くのはデジカメと同じです。であれば読み取りユニット内のレンズとCCD基板を前後に微移動させること…