Spare Time Studio

刀剣・刀装具を中心とした高精細画像と『美』にまつわる話を綴る”空閑工作室”

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

美術工芸品の撮像【1】《蒔絵と螺鈿》(再考)

暑さのせいか、作文ができなくて困っています(~_~;) 鼈甲に金蒔絵と螺鈿が施されたアンティークの、それにしても豪華な『櫛』を撮像しました。刀装具用に製作した専用機を使っての撮像ですが、被写界深度が狭く、ピントの調整が大変です。 この分野にはあま…

美術工芸品の撮像【1】《蒔絵と螺鈿》

刀装具専用として開発した専用撮像機はオーバーヘッドタイプであるため、厚みが10ミリ程度までであれば、多様な美術工芸品の高解像度撮像にも適しています。 ここ最近は、更新が思うように出来ませんm(_ _)m 掲載の写真についての本文は、近日中に書かせて…

古来、黄泉の国への入り口と言われているそうです。 2012年8月26日 那智勝浦町 とある古刹の表参道にて

刀装具の撮像【3】《離縁》

「りえん」ではなく、「はなれふち」と読みます。 刀装具のひとつに『縁頭』というものがあり、柄(つか)の両端を保護するパーツで通常は2個で一組なのですが、縁(ふち)と頭(かしら)のどちらか一方がない場合を「はなれふち」と言います。 幸いにも写…

ブラウン管の未来が気になります。 "Turtle" Nam June Paik, 1999

刀装具の撮像【2】《うっとり》

美しいものに魅せられて、ぼーっとするさまを「うっとりする」と言いますが、ここでの《うっとり》は金工技法のひとつで、前者とはイントネーションの違いで区別します。 刀装具とは鞘や鐔(つば)など、刀剣に付随するアクセサリーのことを指します。画像は…

刀剣の撮像【8】《解像度と被写界深度》

刀剣はドキュメントとは違い、立体です。仮に元重ね(厚み)が8ミリある刀剣の撮像をする場合、その半分の4ミリが被写界深度内に収まらなければ、拡大時にピンボケとなってしまい、鑑賞に堪えません。私の実験結果では、この限界が800dpiでした。ピント合…

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