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Spare Time Studio

刀剣・刀装具を中心とした高精細画像と『美』にまつわる話を綴る”空閑工作室”

刀装具の撮像【3】《離縁》

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「りえん」ではなく、「はなれふち」と読みます。

刀装具のひとつに『縁頭』というものがあり、柄(つか)の両端を保護するパーツで通常は2個で一組なのですが、縁(ふち)と頭(かしら)のどちらか一方がない場合を「はなれふち」と言います。

幸いにも写真の縁頭は製作されてから165年を経て、お互い離れることなく今日に伝世しました。いびつな形状に職人が意匠を凝らし、頭には陽光をバックに小鳥が飛び、縁には梅の花と、なにやら熨斗のようなものが切り枝の根本に結びつけられています。

作者の春明法眼は名を河野春明と言い、幕末に活躍した名工として知られています。東京・亀戸の龍眼寺に碑が祀られています。

 

縁頭の撮像は縁と頭の高さが違うため、特に超高解像度での撮像の場合は、別々に撮る場合もあります。縁の側面を一枚の写真に含める場合は、切り抜きなどの画像処理を施し合成加工をします。(掲載の写真はテスト撮像です。和紙の上に置いて撮像しましたので、内側や外側に影が落ちています)

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