さがしもの、みつかる。
ありました。
昨日のコンタクトシートと同じ箱、ポジやネガの現像済みフィルムがごっそり挟まれたファイルの間に封筒入りの各種外国紙幣が、さらにA4サイズの段ボールの封筒に入った状態で。
探しものをするとき、先入観が邪魔をすることが多々あります。それは色であったり、形であったり、大きさであったり。まぁ、見つかったのですからよしとしましょう。
2002年のユーロ導入で、それまで発行されていたヨーロッパ各国の通貨は統合され、現在では旧通貨を目にすることもほとんどありません。ヨーロッパは列車で移動するだけで数カ国を通り過ぎてしまうほど、小さな国が集まった地域です。
ドイツはマルク、フランスはフラン、イタリアはリラ・・・20代以下の方は歴史の授業で知るのでしょうね。日本の県境のような感覚で国境を越えられるのに、下車するたびの両替はとても面倒でした。
かわいいお札とは、この「星の王子さま」のことです。
この50フラン紙幣は1992年に発行され、ユーロ通貨への切り替えで姿を消してしまいました。その後、2012年で通貨としての経済的な価値を失い、ただの紙切れとなってしまいましたが、"Le Petit Prince" だけは交換せずに記念にとってある方も多いと思います。(私はたまたま持っていました)
ブログのテーマに沿って紙幣の細かな印刷技術からスキャナの性能やレンズの解像度について書こうと思っていたのですが、また別の機会に。
うわばみは、発行年によって移動するのだそうです。