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Spare Time Studio

刀剣・刀装具を中心とした高精細画像と『美』にまつわる話を綴る”空閑工作室”

刀装具の撮像【1】《デジカメとスキャナの特性》

刀剣・刀装具の撮像 刀剣・刀装具の写真

最近は2,000万画素を超えるデジカメも珍しいものではなくなりました。例えば2,400万画素を謳うデジカメの撮像素子は6,000x4,000もありますので、350dpiでA3ノビサイズの大きさまで対応できる計算となります。

しかし、小さなCCDやCMOSに無理やり詰め込んだ画素は単位面積も小さく、受光量に余裕が無いので、見た目の画質が「ザラッと」したように感じられます。またカメラでの撮影は、レンズの性能も考慮しなければなりません。レンズには収差という特性があり、像が歪んだり、色が滲んだりします。

写真の小柄は、特別なスキャナで1200dpiにて撮像したものです。クローズアップはその画像の一部を切り出しました。多種多様の金属を使い、見事な細工が施されています。

実寸は、おおよそ96 x 15ミリですので、高画素数のデジカメで画面いっぱいに撮影すれば、4倍以上に引き伸ばす事が可能ですが、レンズの特性により、両端にいくほど歪みと光量の低下が生じてしまいます。

専用のスキャナで撮像すれば、収差のない高精細画像が得られます。これは、デジタル・アーカイブの条件を満たし、1画素あたりの面積がずっと大きい撮像素子は捕らえる情報量も多いため、高解像度での撮像では特に、解像感、立体感、階調の深さ、色調の豊かさに優れていると言えます。

 

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